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元気いっぱいのニラ栽培

 

 

ニラは家庭菜園初心者でも簡単に育てられる栄養野菜で、おすすめです。
より良く、美味しく育てるにはある程度手間ひまかけるべきですが、基本的にスタミナ野菜で放置してもぐんぐん成長しますので、難しく考えずに家庭菜園やベランダガーデニングに取り入れて欲しい野菜です。
にら1

ニラは種からも苗からも簡単に育てることが出来ます。
ただ家庭菜園で収穫を考えると、苗からの栽培をおすすめします。
春先に植えたニラ苗もその年からすぐに収穫ができ、さらに複数回収穫できるかもしれないから、やっぱり苗から育てましょう。
ネット通販なら年中、ホームセンターでも春先に店頭に並びますので手に入れてください。
また秋植え用に、9月10月に見かけることがあり、その年は小さな葉っぱを収穫することが出来ます。

また、ニラは暑さ寒さに強いですが乾燥は苦手なので、敷きワラやマルチングを検討してください。

 

苗から地植え

~~スケジュール~~

○畝作り 4月
○定植 5~6月
○肥料 1ヶ月毎
○収穫 定植後約2ヶ月、枯れてくるまでその繰り返し
○翌年へ 霜が降りる11月下旬頃枯れる

~~必要なもの~~

有機配合肥料(野菜用の肥料)
できればマルチ

 

まずは土作り。
どんなところでも育つにらですが、元気いっぱいのおいしいにらに育てるにはちょっと手を加えてあげてください。
面倒であれば気にしなくても大丈夫ですが。

ニラを植え付ける2週間前までに苦土石灰を1平米あたり100g程度混ぜ込んでおいてください。

畝は高さ10cm、巾60cm程度のものを作って、2列植えをします。
苗の定植は15cm程度の間隔で3本程度深めに植えつけます。

時期は地域にもよりますが、5月から6月がベストシーズンです。
その他季節でも問題ありませんが、冬場、霜が降り始めると一旦地上部分が枯れます。
初心者のかたはこれで終わりかとか思ってしまうかもしれませんが、根っこはしっかり活動していますので、翌年春からまた芽が出てくるので、安心してください。

定植後2ヶ月ほどで収穫できます。
この期間が結構重要で、その年の天候に左右されるとは言うもののだいたいこの時期に収穫できるなといった計画が立てれるので、植えつけた時期は把握しておきましょう。

収穫後、お礼肥として油粕など有機肥料を与え、土寄せしておきましょう。
また最終収穫後、ニラが枯れ始めたら株元をきれいにして堆肥をかぶせておきましょう。

「また来年よろしく、ありがとう!」です。

 

苗からプランター栽培

~~スケジュール~~

○定植 5~6月がベストシーズンですがいつでも良いです
○肥料 半月毎(液肥の場合は1週間毎)
○収穫 定植後約2ヶ月、枯れてくるまでその繰り返し
○翌年へ 霜が降りる11月下旬頃枯れる

~~必要なもの~~

14L以上の標準プランター
鉢底石
野菜用培養土
有機配合肥料(野菜用の肥料)、液肥

 

ニラは1度植えると3~5年そのまま収穫できるので大型のプランターやコンテナが良いですが、普通のプランターでも大丈夫です。

プランターの底が見えなくなる程度に鉢底石を入れ、培養土を入れていきます。
植え付け方法は、地植えと同じように15cm間隔程度で、1箇所に3本程度です。

植え付け後たっぷり潅水します。
その後も土の表面が乾いたらたっぷり水やりをしてください。
たっぷりですよ。

肥料は半月ごとにプランター全体を薄く覆うように置きます。
液肥の場合は1週間毎にあげてください。

収穫も地植えと同じような間隔で、2ヶ月程度で収穫できます。

最終収穫後、枯れ始めたらやはり株元をきれいにして堆肥をかぶせ、ありがとう!ですね。

 

ニラの秋植え

ニラを植えるベストシーズンは春ですが、秋からも育てられます。
元気いっぱいのたくましいニラですから霜が降りる時期まで栽培収穫できます。

特別秋植えだからといって作業に変わりはありません。
ただ収穫に関しては、大きく育つまで待つのではなく若いうちに刈り取って食べてしまいましょう。
夏のニラとは違い柔らかい食感が楽しめてよいですよ。

市販されているニラはある程度のサイズにならないと商品にならないので、
これも家庭菜園ならではの楽しみと言えるんじゃないでしょうか。

 

ニラの日当たりについて考える

日当たりが良すぎるとどうしても夏場はすぐ乾燥してしまいます。
ニラの成長
ニラは乾燥を嫌うのでうちでは木の下で育てています。

木漏れ日が当たる程度ですが、収穫して2,3日もすればまたどんどん葉が伸びてきます。

プランター栽培であれば、1日中日が当たる場所より多少日陰になるところの方が水やりの手間を考えると管理が楽です。
ほとんど日が差さない場所で栽培したことはありませんが、多少成長が遅くなるだけで生育出来るぐらい強い野菜です。

もちろん日当り良好な場所でも乾燥しすぎないように管理すると元気なおいしいニラが収穫できます。

韮の花芽

韮の花
ニラの花は8月、夏のおわり頃に咲きます。
韮の花芽は若いうちは食べられますが、すぐに硬くなるので基本的には食べません。
観賞用や種を採取するために育てるぐらいです。

と言うのも、株や葉に行く栄養が花に取られてしまうので見つけたらカット、摘み取ってしまってください。

ニラの栄養

ニラはスタミナ満点、夏バテ防止にもってこいの野菜です。
また冬のインフルエンザに負けない抵抗力のある体づくりにも役立つ強い味方です。

β-カロテンやビタミンA、ビタミンC、カルシウム、リン、鉄などのミネラルが豊富で、さらにあの独特のにおいの元となるアリシンがビタミンB1の吸収を助けるので、単に栄養価が高い野菜とは一味も二味も違います。

ちなみにアリシンの匂いが無理という方は、加熱すると消えますので、長時間加熱をしてみてください。

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2 Comments »

  • 「ニラの日当たりについて考える」の右の写真ですがこれはニラではありません。これはネギ(おそらくわけぎ?とおもわれます。ニラは写真のような空洞、穴などなく平たい野菜だから専門でなくとも素人でも見分けはかんたんですよ。

    • コメントありがとうございます。
      写真はニラですよ。ご指摘の通りニラの葉っぱは平たいですが根元は丸い茎になります。その表皮が丸まって筒のように見えたのでネギ系と思われたんじゃないでしょうか。完全な筒ではないです。
      スーパーなどに売っているニラの根元の表皮をめくってみていだだければ丸くなりますので、お時間があればチェックしてみてください。
      ありがとうございました。


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